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寒くなったら要注意!下部尿路疾患

ワンちゃん・猫ちゃんにも結石はできるんです

■寒くなったら要注意!下部尿路結石について

こんにちは!片浜どうぶつ病院です。

毎日のペットライフ、皆様いかがお過ごしでしょうか。

気温も下がり、秋から冬への季節の移ろいを感じますね!

夏の暑さが苦手な子が多いワンちゃん達にとっては
待望の季節がやって来た、とも言えますね。

今回は、そんな寒くなるこれからの時期に気を付けたい、
下部尿路疾患ついてのお話です。

例えば私たち人間は、体内に尿石ができてしまうと
非常に痛~い思いをする、と言われていますが
それは動物たちでも同じ事です。

「そもそも、どんな病気なの?」
「治療法は?」

等々、飼い主の皆様が抱える疑問にお答えしていきます。

【下部尿路疾患ってどんな病気?】

下部尿路疾患とは、膀胱から尿道の出口の「下部尿路」に
起こる病気を一纏めに呼んだものです。

もっとも代表的なものが、上記で申し上げた結石です。

結石はその名の通り、体内に砂利の様な石が出来てしまう病気です。

石ができる部位によって、膀胱結石尿路結石と呼ばれます。

【結石になるとどうなるの?】

結石ができてしまうと、膀胱が傷ついて痛みが出たり、
おしっこが出にくくなったりします。

ひどくなると尿道が詰まり、おしっこが全く出なくなってしまいます。

こうなると、命を落としてしまいかねない、非常に危険な状態です。

また、結石の厄介な点として再発率の高さが挙げられます。

これは、日ごろの食事などを含めた生活習慣が原因と言われています。

【どうして結石が出来るの?】

複数の種類がある結石の中でも、特に多いのが
ストルバイト結石と、シュウ酸カルシウム結石です。

この2つの結石が、全体の8割を占めています。

「おしっこが少ないと結石になる物質が濃くなる」
と言った理由はありますが、具体的には
以下の様な要因が結石に繋がると言われています。

・膀胱炎による膀胱内での細菌増殖
・肥満などによる運動不足
・気温の変化によって、あまり水を飲まなくなった
・ミネラルの多い食事が増えた。


この内、③に関してはまさにこれからの時期に気を付けたい原因です。


写真は、とあるワンちゃんの膀胱にあった結石の写真です。

こんな石が体内にあったら、人間だって苦しいですよね?

■こんな状態なら要注意!

・頻繁におしっこに行く
・トイレの時間が長い
・おしっこの色が濃い
・おしっこに血が混ざっている


■危険な状態!すぐ病院へ

・鳴きながらおしっこをしている
・おしっこが全く出ない
・お腹の下を触ると、硬い物がある

膀胱炎については、尿石を引き起こすだけでなく、
逆に尿石が膀胱炎の原因となる事もあり、
こちらも下部尿路疾患のひとつとして気を付けたい症状です。

【猫ちゃんの特発性膀胱炎に気を付けよう!】

膀胱炎についての話をしましたが、
猫ちゃんに多い疾患として特発性膀胱炎があります。

これは、まだ原因が解明されていませんが、
他の下部尿路疾患同様、ウィルスや食事、肥満のほか
日頃ストレスの蓄積も影響していると言われています。

猫ちゃんは繊細で、きれい好きな性格です。

・猫ちゃんのトイレを清潔に保つ
・より多くの水を飲ませる

など、猫ちゃんの飼い主様には、
こういったストレスフリーな環境作りに
取り組んでいただく事が、予防に繋がると考えます。

【治療法は?】

結石の種類や大きさの大小により、治療法が異なります。

療法食で溶ける結石もありますが、大きすぎたり、
そもそも溶かせない結石だった場合は、外科手術が必要になります。

【予防するには?】

先述の通り、下部尿路疾患は食事などの生活習慣が原因である事が殆どです。

そのため、療法食をストップして以前の生活を元通りにしてしまうと、
また、結石や膀胱炎が再発してしまうリスクも高まります。

そうならないためには、水を良く飲まれせる、おしっこを我慢させない、
といった他にも、我々動物病院がお勧めするフードに変更するなど、
ワンちゃん、猫ちゃんの生活環境を変える事も重要です。

【おわりに】

物を言えないワンちゃん、猫ちゃん達は、
体の異常は私たちに教えてくれません。

そのため、日ごろから彼らの様子をチェックし、
如何に初期症状で気付くことが出来るかで
早期発見に繋がるのですが、
こればかりは毎日様子を見ていても、中々難しかったりします。

「うちの子は大丈夫だろう」と高を括らず、当院にご相談いただきたいと思います。

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