当院では、動物に負担の少ない治療方法の1つとして、レーザー治療を取り入れています。
レーザー治療装置の出力やレーザー照射方法を変えることで、多岐にわたる治療が可能となります。
■適応対象症例
①疼痛緩和(椎間板ヘルニア、関節炎など)
レーザー照射により血流を良くし、筋緊張を緩和します。
低出力レーザーは温熱効果をもたらし、椎間板ヘルニアや慢性化した関節疾患などに対して、継続的に治療することにより、痛みを和らげたり、治癒効果が期待できます。
②歯周病治療
歯周病でできてしまった、歯周ポケット内を殺菌します。
歯石除去後に歯周ポケットをレーザー照射することで、より口腔内環境を改善することができます。
③腫瘍温熱療法
腫瘍細胞は正常細胞よりも熱に弱いので、正常組織を温存しつつ腫瘍組織を破壊することができます。
その性質を利用して、手術困難・不可能な場合の緩和療法として行います。
④レーザー手術
レーザーを使うことで、切開が必要な症例に対して出血・痛みの少ない手術が行えます。
また、糸を使わずに止血できるシーリング機能もあり、短時間で確実な手技が求められる不妊・去勢手術をはじめとして、頻繁な血管の処理を要求される難易度の高いあらゆる手術の時間短縮が可能です。
その他、
・皮膚疾患
・口内炎
・体表腫瘤(イボ)
・逆さまつげ
などの治療が可能です。
ご興味がある方は当院獣医師までご相談ください。