片浜どうぶつ病院

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冬だからこそ気を付けたい、ノミ・ダニ対策

今回のテーマはノミ・ダニ対策についてのお話です。
「いつ頃から、いつ頃まで予防をすれば良いのですか?」
診察を通じて、飼い主様から このような質問をしばしばいただきますので、お答えしてきます。



こんにちは!片浜どうぶつ病院です。
毎日のペットライフ、皆様いかがお過ごしでしょうか。

表題の通り、今回のテーマはノミ・ダニ対策についてのお話です。

「いつ頃から、いつ頃まで予防をすれば良いのですか?」
診察を通じて、飼い主様からこのような質問をしばしばいただきますが、
「年間欠かさずに予防した方が良いですよ」
と、当院ではお勧めしております。

ただ、そうお答えするだけでは中々ご納得いただけないと思いますので、
まずは、ノミやダニがどのような虫であるか、
その上で、なぜ年間を通しての予防が必要なのか、
順を追って、理由をご説明いたします。


【ノミ・ダニについておさらい】



ノミは体調2mm程度の、ゴマ粒の様に小さな虫です。
最大の特徴はジャンプ力で、
大きく発達した後ろ足で30~40cmもの高さにまで跳ぶ事ができます。

これは、体長の約200倍の高さに相当し、
人間に例えるなら、垂直跳びで東京タワーのてっぺんにまで達する事ができるのです。


ノミと比較されるの時のダニは、正確には「マダニ」で
ハウスダストの原因とされるような微細なダニとは別物です。

ノミと比べて体長が大きく、通常時は2mm、
吸血した時には10倍以上に膨れ上がる事もあります。
ジャンプ力はノミ以上で、2m程度あるといわれています。

彼らは、普段は茂みの葉先などでじっとしていますが、
犬や猫、時には人間といった「宿主」が近くを通りがかった時に、
そのジャンプ力を活かして飛びつき、寄生します。


【年間を通して予防が必要な理由は?】

■ノミ・ダニは年間を通して生きているから

ノミの感染がピークになる時期とは、
主に梅雨から夏にかけての間と言われていますが、
室温が13℃以上ある室内であれば、冬場でも活動し続けます。

ダニに関しても、梅雨時と秋の2回に感染ピークが分かれているものの、
基本的には一年中生息しています。

そのため
「真冬の今は大丈夫」
という事にはならないので、注意が必要です。


【寄生されてしまうと…?】


コチラの写真は、実際にワンちゃんに寄生していたマダニです。
口の先端にある「鋏角(きょうかく)」で皮膚を切り開き、
ギザギザの歯がついた「口下片(こうかへん)」を刺し込みます。

更に、セメント様な物質を注入して強固に接着する事で、
簡単には離れないようになります。

黒い豆粒のようにも見えますが、
ワンちゃんの血をいっぱい吸って、まんまるに太っています。

マダニに嚙まれると、ひどい痒みに襲われるため、
その際、無闇に手で取ろうとしてしまうと、
マダニの体内の毒素を注入する形になってしまい、
逆効果になってしまうので、注意が必要です。

また、注意するのはダニだけではなく、
繁殖して大量に増えたノミに吸血されてしまうと貧血などの危険もあり、こちらも大変危険です。

ワンちゃん、猫ちゃんが身体を掻くしぐさをしていたらマダニがいるかもしれません。
早期発見のためにも、日頃からの注意が必要です。


【最後に】

今回は寄生虫対策として、
ノミ・ダニ予防の重要性についてお話ししました。

マダニには、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの人にも感染する病気があるため、
ワンちゃん・猫ちゃんはもちろん、私たち人間にとっての予防にもつながります。

予防薬については、当院では年始より、
年間予防薬セットの特別キャンペーンを実施しております。

この機会にお買い求めになり、ワンちゃん・猫ちゃんの健康の維持に努めていたければと思います。
何かご不明な点がございましたら、
当院までお気軽にお問い合わせください。

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